計画が、ただ計画だけで終わるケースは 実は多い

 新潟のトンネル爆発事故で4人の犠牲者が出ました。

 記事によると、計画では「ガスが出る」とあり、現場では「ガスが出る」認識がなかったようです。


 ちょっと前まで派遣されていたところで感じたこと、その前に派遣されていたところで感じたこと。いずれも同じなのですが、計画書って作るのですよ。でもその計画書が、作って終わりになることがあります。というか、「なることがある」ではなく、「なっています」が正解かもしれません。

 なぜ、計画書が計画だけで終わるか。

  ・記入項目が多すぎて、作っただけで満足してしまう。
  ・計画時点ではわからないことがあるから、えいやでうそを書いてしまう。
  ・会社の品質管理上、作らなければいけないものだから。
  ・監査時に作っていないと指摘を受けるから。

 そうやって作られた計画書なのです。つまり形だけ計画書、なんですね。つまりは、実際とは違う二重帳簿みたいな二重計画書なわけですよ。

 そんな計画書を他の人に見せられるわけがない。

 でもね、時に、その中に重要なことが書かれていることがあります。実はまじめに作られたものもあったりするのですね。試験では、こういう項目をどこのフェーズでやらなければいけない、とか書かれているんです。前回は、こういう失敗をしたから、今回はここを重点的に進めるとか。

 で、それが作ったある特定の人の中だけに存在し、改版もされずに残されるのです。

 そして、重要な、せっかく計画した事柄も忘れ去られて、プロジェクトは進んでいくのです。

 受け入れ検査や出荷判定時には、この計画書を元に判定しますから、その実際の成果物との差が歴然としていてもう判定にならないのです。まぁ、監査時も同じことになりますかね。

 こういうケースがほとんどでしたねぇ。

 もったいないですよ、そこに掛ける労力が。隠してないで、みんなに見せればいいのに。そうしたら責任も分散できるかもしれないし、伝わるのになぁ。これって、設計書を見せずに作業させるのと変わらないからねぇ。進捗が遅れるよね、絶対に。

 あっ、それからね、作っていないところも多かったりする。もう論外ですよ。危なくって。。。




 さて、昔読んだ本で、確か題名が「羽田空港」だったかなぁ。最初の羽田空港を作る時の話だったか、それを拡張するときの話だったか。ともかく、埋め立て工事の模様を書いた本があるのです。ヘドロ状態の海の中に頑丈な滑走路を引くのですから、その苦労は並大抵のものではなかったはずなのです。で、その工期遅れを取り戻すために使った手法があるのですよ。まぁ、計画書とはちょっとずれるかもしれませんが、要するに【作業者全員にわかる絵を作る】んですよ。10年以上も昔に読んだ古い本なので、内容はほとんど覚えていませんけどね。

 この【】の中だけを忘れずにいます。そういうことが今後起きた時に使えるようにと。
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by WofNaka | 2012-05-28 11:42 | 日記 | Trackback | Comments(0)  

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