World of Naka-chan

wofnaka.exblog.jp

1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @WofNaka

ブログトップ

お見舞いに行ってきました

お見舞いに行ったのですが。。。ついついバイクの話になってしまって。。。

 見舞った方は私の親友のお母さん。

 年齢は、私の母とほぼ同じぐらいですかね。昭和の姐さんです。

 昭和一桁の姐さんは、そもそも戦争を潜り抜けて来た方々ですから、大抵のことでは驚かないし、肝が据わっているといいますか、どーんとしてます。
実際、親友を生む時も、破水するまで仕事をしていたというのですから、そんじょそこらの姐さんとよりも格段に上なのでございます。そして、さらに輪をかけて、揺るがないような方です。と言っても大柄な方ではございませんことよ。

 知り合ったのは、親友と出会った20年ほど前でしょうか。

 長年人助けのようなお仕事に従事されておりまして、周囲からのその信頼はものすごく大きいのです。私もずいぶんとお世話になりました。

 親友やその友達や、この姐さんご夫妻とかの旅行にご一緒させてもらったこともありました。

 十和田湖に行ったときは、湖上前方の遠くのほうから雨雲がまっすぐこちらに来た時がありまして、雨の準備をしようかと思ったときでした。その雨雲が、90度進路を曲げたのです。まるで、この姐さんに敬意を払うかのようでした。
このように良い天候をもたらす方を何人かは存知上げておりますが、この姐さんもその一人でした。徳があるのでしょうね。

 私なんぞは、夕方降る予定の雨を朝から降らしたり、「雨が降る前に出かけよう」と言って会社を出たとたんに降らせたり、傘が使えないような横殴りの雨にしたり、2泊3日のキャンプで、最終日テントを畳むまで降らせて大顰蹙をかったり、こんなものですよ。このキャンプ場の支配人からは(雨が欲しいときは来てもらいたいので)電話番号を教えて欲しいと言われる始末です。初対面にも関わらずです。
この徳の差はもう歴然としております。

 さて、雨の話ではないのですよ、お見舞いの話です。


 病院はとても清潔で綺麗でした。大きな公園のそばにありまして、病室の窓をちょっと開けると、とてもいい風が入ってきます。病室から青空も見えますし、景色もすばらしい。とても静かな場所に建っておりました。





 今まで、とても元気な方でしたから、きっと、(日常生活で)できることが少なくなって、さぞや落ち込んでいるだろうと思いましてね、話しかけましたら。。。

 姐さん:うん、ピアノがね弾けなくなってしまって。
 な か:えっ、ピアノですか?
 姐さん:そう、あの曲はもう暗記していたからね。
     でも、弾けないの。
     だから練習してね、弾けるようになろうかと思って。

 な か:(不自由しているのはトイレとかではないのね)


  実際には、今現在車椅子状態でして、一人で立って歩いてはダメ、と言われているのです。
 倒れてから1ヶ月半ほど入院しておりましたから、足腰はすぐ弱りますからね。
 でも、凄いのはね、日常の不便さは気にしていないってところですよ。

 恐れ入りました、って感じでした。



  ここで、私が、ちょっとだけ優位に立とうなんてことを考えてしまいましてね。

 な か:入院は初めての経験とのことですが、私は4回も入院しているので経験豊富です
     のよ。
 姐さん:あら、そうなの。4回も。
     大変だわよねぇ。
 
      :      :
    (ここからしばらく病人のつらさなどを共有いたしました)
      :      :

 姐さん:でもね、初めて入院したけど、こういう経験も必要よね。
     体験しないとわからないことってあるわよね。


  なんかね、逆転負け、って感じでした。とても謙虚ですよ。ご高齢なのに。



   そのうちに、病院の冷房で、私の術痕の傷が痛み出してきまして、
  病室の中で「痛い、痛い」と言い出しましたら。


 姐さん:あらー、かわいそう。
     あなたを見ていると、本当にかわいそう。

  と同情された後。

 姐さん:一緒に頑張りましょうね。

  って病人に励まされる始末。



  なんかね、私も、一昨年亡くした母と被ってきましてね、涙がこぼれそうでした。



 母にしてあげられなかったことを、ここでさせてもらおうかな、って思いながら帰宅いたしました。
[PR]
トラックバックURL : http://wofnaka.exblog.jp/tb/15918289
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from World of Nak.. at 2012-08-12 20:35
タイトル : とても謙虚です
お見舞いに行ってきました  一昨日もお見舞いに行ってまいりました。  その日はリハビリも見学させていただきました。  自分の孫ほどのお若い施術師の方の言う事を、きちんと守り、聞かれたことにもきちんと答える、というあたりは、本当に、謙虚な方であります。  加えて、私が、入院経験豊富(?)ということで、いろいろと聞きたいことがあるとのこと。やはり経験者と話をするのが楽なのでしょうか。  なんでも吸収しよう、早く良くなりたい、という気持ちが現れておりました。  ま...... more
Commented by Takeshi at 2012-08-08 11:04 x
今の時代に、ない温かなエピソードですね。
本当に、昔の方々の気質には脱帽することばかりですよ。私なんかも、すぐに凹みますのに。昔の昭和の初期、中期の方ってきついのですから・・・・。
親友のお母さんと自分の母親を重ねてみている光景なんぞ、私にも伝わってきましたよ。
私も、出来ることは周りのお年寄りを手助けしたいと思っていますね(心の中ですけれど、今の年寄りは元気なのででしゃばると失礼ですから・・・)。
Commented by WofNaka at 2012-08-08 14:01
Takeshiさん こんにちは。

「今の時代にない」は言いすぎかもしれませんが、私は基本的に古風なのです(笑)。

親友のお母さんは江戸っ子ではないのですよね。強いて言うなら、砂丘っ子ですかね。

砂に染み入る水のような相手への関わり方をするんですよねぇ。

貴重な存在ですよ。
by WofNaka | 2012-08-06 10:05 | 日記 | Trackback(1) | Comments(2)

by WofNaka