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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @ja1toe


by WofNaka

ストーリーなしで どうですかぁ

 最近の刑事物のドラマを見ていると思うのは「ストーリー」ですよ。正確に言うなら「真実とは異なる思い込みや誘導によるストーリー」ってことになりますか。
本来のストーリーではなく、今までの経験から出てくるストーリーなんでしょうかね。とても安易なストーリーです。まぁ、ドラマだからそういう設定にしているのかもしれないのですけれど、現実の世界でもその「予め作られたストーリー」で物事が進められて、結果的に遠回りになってしまうことがあります。

 調べ方には、そのストーリーに則って調べる方法と、則らずに調べたものの積み重ねから真実により近いストーリーを作り上げていく方法とがあると思うのです。で、ドラマでよく演じて、見ている人をやきもきさせているのがストーリーに乗らない証拠を捨ててしまう、ということでしょうか。
とってもイライラしますよね。
で、主人公が、後者の取り組みの中で、当然その捨てられた証拠をキーとして真実のストーリーをくみ上げていく、というところが面白いのです。

 飛行機事故の事故調査でも、このストーリーを作るようでして「ばんだい号」の墜落事故は、柳田氏の作品を読んでいるとよくわかります。
事故原因をパイロットの操縦ミスにしたかったために、函館空港上空まで来た飛行機の軌跡(証拠)を捨ててもっと手前で右旋回して山に激突したと、してしまったのですね。多くの目撃者(実際には飛行機の爆音を聞いた)の証拠を捨てて事故調査委員会のストーリーを優先させたのでした。
日本航空の123便などもそうかもしれません。圧力隔壁の破壊を原因としていますけれど、その前に破壊させる何かがあった可能性があったり、その証拠を消す(または探す)ために、墜落現場がわかっていたのに間違った情報を流して翌朝まで発見を引き伸ばした可能性があります。しかも、何かを探すために人を墜落現場に送っていたらしい。破壊された垂直尾翼の海底からの引き上げもやったとかやらなかったとか。

 私が障害原因を見つけるときに肝に銘じていることは「すべての現象は原因によって裏づけられなければならない」ということです。

 話が逸れました。私のブログもストーリーがありませんから。

 なぜこういう投稿をしたくなったかですけれど、陸前高田市長の戸羽さんが今日のFacebookで、先日取材を受けたけれども真意が伝わらない報道をされた、という投稿をされていたのです。
取材は、震災で壊れた市役所を解体するにあたっての取材で、昨日のTBSで流れたとのことでした。
どうもメディアは、ニュースであってもストーリーを作って臨んでいるんでしょうかね。ストーリーの沿わない発言は捨てるように思います。なんていうか、発せられた言葉をミキサーでつなぎ合わせて別のものにしてしまう、みたいな。まるで有力者の発言で自分たちの主張を裏付けているような。



 私の幼馴染が「まず、みさこー(見に来い)」と言った言葉。

 見に来ればわかる。(現実を見ないでメディアの発する映像だけではわからないぞ)

 そこにはストーリーは当然ないわけで、でも、感じるものは大きいし、その後の人生を変えてしまうかもしれないのです。 

 メディアにそこまでを求めるのは無理かもしれませんが、メディアには是非、そこを求めて欲しいと思います。少なくとも主役はメディアではないってことです。ちなみにメディアは媒体という意味です。間に入って伝達する役目です。ぜひ、真実を加工しないで伝えていただきたいものです。




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by WofNaka | 2012-11-11 11:36 | 日記 | Trackback | Comments(0)