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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @ja1toe


by WofNaka

10ele八木アンテナを5eleにしなければいけない無線事情

 アマチュア無線を始めてから来年秋で40年経とうとしております。

 そして無線環境は、経験を重ねる毎に、これでもかとばかりに厳しい状況に変わっていきました。

   私の経済状態と同じか。

 まぁ、それはそれとして。。。


 開局当時は実家でした。

 アンテナの長さは波長から求められますが、

 1波長は、300/周波数(MHz) で求められます。

 この300ですが、これは光の速度です。こういう話からして壮大な趣味です。

 開局当時は、HF帯と呼ばれる周波数帯でした。
HF帯の中で当時の電話級で出られるのは、3.5MHz、7MHz、21MHz、28MHzでした。

 1波長は、3.5MHzで約80m、以下、40m、15m、10mです。

 アンテナへの無線機からの給電部分は、だいたいアンテナの真ん中付近になるものが多く、アンテナのサイズは、左右や上下に1/4波長となります。1/4が2本なので、1/2波長のサイズになるのですね。

 実家では、3.5MHz帯も出ていましたから、長さ40mのアンテナを張っていたのです。もっとも、片側は折り曲げておりましたけど、30mぐらいの長さは取れていましたかね。

 そして高校の時には、アマチュア無線クラブを復活させて、あの高田高校の屋上(当時は屋上には屋根がなかった)に3.5MHz用のフルサイズのアンテナ(40m)を張って合宿したり、懐かしいです。

 学生時代は仙台でした。ここでは50MHz帯に出ます。波長は6m。アンテナのサイズは3mになります。下宿先やアパートに上げることができましたし、社会人の方と車であちらこちら出かけて移動無線をやっておりました。

 そして上京。
 川崎の会社の寮ではさすがにできませんでしたけれど、国立に住んだ12年の間には、7MHz、21MHz、28MHz、50MHz、430MHzといろんな周波数に出ておりました。7~28MHz帯は、通称万歳アンテナと言って、V字型のアンテナでやっておりました。50MHzは3mアンテナを上げていましたし、430MHzは、8ele(素子が8本)のアンテナを上げてローテーターでぐるぐる回しながら使っておりました。

 一時練馬に引っ越したときは無線はやっておりませんでしたけれど、結婚後、あまりやらなくなってしまいました。ただ、車に無線機を積んでアンテナを上げて、走りながら無線は続けていたんですけどね。

 車では、21MHz、50MHz、430MHzをやっていました。21MHzなどは海外との交信も可能で、もちろんハンズフリーにしておりましたけど、田舎に帰省するときなどは、眠気覚ましに海外の方と無線交信したりしておりましたね。

 そして家を買います。マンションでした。そう、今の場所です。
もう無線をできる環境ではありませんでした。

 住宅街の奥、背の低いマンションの2階。3階以上であれば周囲には邪魔な建物がないのですが、2階はダメ。全く無線ができる環境ではありません。もう無線はできないと覚悟をしたのでした。車ではやってましたけど。

 そのうち、家族が無線の免許を取り出します。なんでこんな場所なのに、ですよ。娘達も資格が欲しいとか言って、簡単だからと、無線の免許を取ってしまい、家族4人の無線一家になってしまったのです。

 そうなったらさぁ、やりたくなるわけですよ。

 なんとかできないものかと試行錯誤します。

 ここの場所に来た他の無線局さんは一様に驚きます。

 こんなところで無線ができるなんて、って。

 ある人なんかは、地面に穴を掘って、そこにアンテナ向けてやっている、とまで言いますよ。

 それぐらい厳しい環境なのです。



 でも、できないって言われるとやりたくなりますよね。



 あー、話が長くなってしまいましたね。

 今、ここの環境で出ている周波数は、50MHz、144MHz、430MHz、1200MHzです。
50MHzのアンテナはでかいので無指向性で、1200MHz帯は借り物のでかいアンテナなのでまわすことができません。で144MHzと430MHzのアンテナは1本で共用しており、ローテーターで360度回転させています。

 んで、このローテーターでまわしている場所の傍に、排水溝が縦に通っていて、回転半径が25cmしかありません。これより長いものは回転中に排水溝にぶつかってしまいます。

 で、今日は何をしたかというと、長さが1mほどの10eleのアンテナをどうしても使いたかったので、長さを半分にして5eleにし、そうしてやっとローテーターに取り付けることができたのです。

 どうやったか。
 もともとのアルミパイプを半分に切る、という方法もあったのですが、これはこれで使いたい、という将来的な話もあって、今回は、同じ位の径のエンビパイプに穴を開けて、エレメントを並べたのでした。途中、名誉の負傷などをしながら。


 写真がないのは、穴を開けるのに思いのほか手間取って、見せられない状態になったからです。

 左人指し指にも穴を開ける勢いで怪我をしたりです。

 ただ、まぁ、私の覚えということで、軽く写真をのっけますね。

10ele八木アンテナを5eleにしなければいけない無線事情_a0265144_18111891.jpg

写真の左手は、先日までにぎやかに立てていた隣のアパートです。

 さて、これで無線に出たくなるのでしょうか。。。  そこかい!!

  




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by WofNaka | 2013-04-13 18:16 | アマチュア無線 | Trackback | Comments(0)