気が狂うかと

1つめ。

 それは予言したのか、はたまた一度経験したのか、タイムスリップしたのかわからないのだけれど、ともかく、ある時刻になるとその場所に津浪がやってくるのを自分が知っていて、そこで自分が命を落とすのも知っているというもの。

 一度経験しているから二度めは対策ができていて、もうそこで命を落とす事はないと確信して行動しているものの、結局は、全く同じことがそこでおきて、命を落とす事になってしまう。

 もしかしたら、三度めもあって、三度めもそこで命を落とす、そうしてそうして何度でもそれを繰り返すってことなのかも知れない。

 もしかして、死んだ後でそういうのの繰り返しなのかもしれない、というもの。

 場所は都会の歩道橋の上。大通りを渡ったところ。

 何時何分と正確な時刻が定められていて、どうやってもそこに自分がたどり着いてしまい、津浪も全く同じように押し寄せる。しかも、心の準備ができているはずだのに、心に全く余裕がない状態で津浪を迎えてしまう。

もうどうにもならないのも経験済みなんだけど、二度めの恐怖は凄まじい。一度めは、何も知らないから驚きと絶望感で終わってしまうけれど、二度め以降は違う。それに経験が加わり、どうにもならないという別の絶望感が加わるからだ。


2つめ。

 他人から犬の世話を頼まれたんだけど、日頃そういうことはやっていないから、つい忘れてしまって、犬のご飯が翌日になってしまった。犬はゲージの中で24時間以上をバイクの荷台で過ごす事に。
しかもバイクは工事か事故で通行止めになってしまって、辺りを車たちがひしめきあっている道を走り抜けながらだったからたまらなかったろう。

 こちらが気がついて、ご飯を用意しなければならないんだけれど、手順がわからない。
こちらの一挙手一投足を犬が見ていて、そのもどかしさに吠え立てまくる。

 そう言えば、ここで「待て」って言うよな、とか思って、ご飯をやっとこさ用意した後で、犬に「待て」と言ってみる。犬は、もう少しでありつける、とちょっとだけ静かになるものの、その後の「GO」が出ない。

 こちらも、飲み物の用意ができていないことに気がついて「GO」が出せない。

 果たして「GO」は出せたのだろうか。


3つめ。

 意識はあるものの周囲がそれに気がついておらず、植物人間になっていると長い間勘違いされていた私。そう言えば、昔、入院していたときに、そんな人の話を聞く事があった。本人の意識は完全にあったのに、医者が気がつかず、意識がないからと判断されて、痛い注射を容赦なくされたりした、というもの。

 私も同じような状態で、長く放っておかれていた。

 その土地では、昔から、近くに大きな蜘蛛がいて、何十年かに一度、その土地に現れて人を襲うと言い伝えられていた。

 そして、近々、その蜘蛛がまたその土地を襲うのでは、という噂で持ち切りだった。

 今度は誰が犠牲になるのだろうか、という真剣だけれども少し他人事のような話が聞こえていた。

 土地の人々は、意識のないとだろう私に対してあからさまに「こいつにやらせろ」と言っていた。

 そうして、その時が本当に迫ったとき、やはり、当然のように私が差し出されることになった。

 決断したのは、私の親族だった。

 私は、意識があった。

 当然、もがくのだけれども、誰にも意識があるとはわからなかった。っていうか、そんなことはどうでも良かった。自分が犠牲にならなければそれで良かったんだ。

 その蜘蛛は大きさが5mぐらい。肉食だけれども、一度にパクついたりはしない。糸を巻き付けて、じっくりと何十年もかけて食べ尽くすのだった。

 それも誰もが知っていた。

 気が遠くなるような時間で、文字通り、生きたまま喰われる人にとっても気が遠くなるような話だった。もっとも、気が遠くなるようなことだけではなく、痛みと恐怖が何十年も続く。

 意識がない私だから、その辺りは大丈夫と周囲は考えたようだったのだけれど、私は意識があったから、もう気が狂いそうだった。

 でも、受け入れざるを得なかった。

 そして、他人を、親族を恨むことも放棄していた。

 でも、さすがにさすがに、忍びないと思ったのか、差し出すと決めた親族が劇薬の入った太い注射を持ってきて、何時間も迷ったあげく、私の背中に注射した。

 その迷いの時間も私には恐怖だった。私には意識があったから。

 そして、その劇薬が注入される時も耐えられなかった。

 でも意識があることを知られることはなかった。

 そうして、その時がきた。

 大きいのだけれど、忍び寄る音は微かだった。

 そして、劇薬は効いていなかった。


そんな夢を見た。



 今までも恐怖の夢はかなり見てきたけれど、今度の夢、特に3つめの夢は衝撃的だった。

 あまりの激しさに目が覚めたほどだった。

 なぜ、こんな夢を見るのかがわからない。最初の津浪の夢も、かなり恐怖だったけれど、3つめの夢は、それをも遥かに上回った。

 目が覚めた瞬間に狂うと思った。

 こんな激しい夢が、夢とわかっても、その恐怖は凄かった。



 昨夜は、薬を飲んだにも関わらず、全く眠れず、明け方の4時過ぎまで起きていた。

 いつもそうだが、もうこれで徹夜になるかと思う時刻、だいたい5時前ぐらいに、必ず寝落ちする。

 そして、7時前に目覚ましで強制的に起こされる。

 今朝も、2時間ちょっとで起こされ、あまりの恐怖のために家内に(助けを求めるべく)手を差し出したんだけれど、気づいてもらえるはずもなく、こちらが再び寝落ちした。

 でも、1つめと3つめが強烈だったため、寝落ちた後でも更なる夢の中で、それをブログにする夢を見ている。

  こんな激しい恐怖を忘れないようにするためだったんだけれど。。。

 でも、夢はどんどんと暗闇の中に溶け込んでいって、今は、本の一部しか残っていない。その一部、っていうのが、ここに残したものなんだけど。

 夢で見た直後は、気が狂うと思ったけれど、今はそれほどでもない。



そんな夢を見た。



「にほんブログ村」に参加しています。下の絵、またはボタンを押していただけませんか。
にほんブログ村
にほんブログ村 科学ブログ 自然科学へ


過去見た夢のリストです
[PR]

by wofnaka | 2013-11-06 10:38 | 夢の話 | Trackback | Comments(2)  

トラックバックURL : http://wofnaka.exblog.jp/tb/18919792
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by tama at 2013-11-06 14:59 x
アレ?馬鹿に若くて綺麗な妻とKISSをした瞬間、夢だった。
起きてすぐその事を妻に言って二人で笑った。
来週癌のMRIをやります。何かその事をNAKACHANに言いたくなくて・・・・・まあ、気持ちは分かってくれるでしょう。癌があるのが分かっていて3年後の今、どうなっているのか、どのくらい進んだか診るという、3度伸ばし伸ばししていた検査なんですよ。その結果を何日後かに2つの病院の放射線科で診て先生がメールくれるんです。この待ち時間が裁判に、かけられてる囚人みたいでいやなんですよ。
Commented by WofNaka at 2013-11-06 18:46
tamaさん こんにちは。

そうですか。検査は嫌なものですが、まずはちゃんと検査が終わることを祈っております。
その上で、tamaさんが安心できる結果になることも祈っております。

<< 聴くかどうかは、聴く側の判断だ... やつらとの共存 >>