沢山の踊り子たち

 そこは大きな競技場ほどの広さがある屋内の建物で、競技場全てがステージみたいになっていた。

 館内はとても暗く、ほの明るい光だけが漂っていた。

 今は衣擦れのようなささやかな音しか聞こえてこないけれど、この中には大勢の踊り子達が、思い思いの着飾った服装でひしめき合っていた。


 突然、ステージ内に音楽が流れ始め、それにならって一斉に踊り子達が、これまた思い思いの仕草でゆっくりと、そして激しくステージ上で踊り始めた。

 私は当初は招かざる客だった。

 こんな場所があることも知らずに、今日のイベントがあるとも知らずに、イベントが始まる前に、この会場に紛れ込んでいたんだった。

 そしてイベントを管理する部屋に居た。


 2曲続けて踊った後で、司会者からマイクを渡された。

 主催者にインタビューをしろ、ということだった。

 せっかく来たんだから、何かに参加しろ、と。



 私は右隣に立っている若い男性に迷ったあげく質問を投げかける。

 今日のこのイベントは、どれぐらいの頻度でやっているのか。私は全くこのイベントについて知らなかった、と。

 そして、このイベントの主旨は何か、ということを。


 若い男性は、始めは、自分たちがやっているマイクやスピーカーの音響設備を広い場所でテストすることが目的だった。そこにいつの間にか踊り子達が集まって来て、いまでは、こういうことをやる人達の一種の聖地になっている旨のことを言っていた。

 3つめの質問は何もでなくて、長い沈黙の時間が流れすぎた。


 そこで、ようやく司会者から次の曲の紹介がされて、3曲め、最後の曲が流れた。


 私はステージ横を通り過ぎて、その会場を後にした。

 みんな何かに酔いしれているかのように、思い思いで踊っていた。



 私は自分の部屋に戻って来ていた。

 自分のたまっている仕事はやらないと。

 そうして物の片付けをし始めた。

 それが3時。


 ふと目を上げるのと、横に止めてある車と車の間から、年配の男女が集まってくるのが見えた。

 最初は、ポツリポツリと2、3人だったけれど、その数はどんどんと増えて行く。


 私は、ちょっとだけ聞いてみた。

 もしかして、あれ、って今日の3時集合でしたっけ、って。

 年配の女性が答えた。そうだよ。


 そっかー、もう私も参加予定の、定期旅行の集合時間だったか。

 でも、今日は止めておこう、やることが沢山たまってしまっているからな。


そんな時だった。ピピピピ、ピピピピ。

今度は自分のだってわかっていたから、手を伸ばして目覚まし時計のスイッチを切った。

そして目が覚めた。


そんな夢を見た。





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by WofNaka | 2015-02-06 08:33 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)  

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