いい顔ありまっせ

 私はその街で起きていることをどうしても、この目で確かめたかった。

 だから、ある人にお願いして、その街に行く手はずを整えてもらった。

 学校みたいな広い真四角な校庭の片隅にある、プレハブのような2階建ての建物に私が勤めている会社があった。

 会社に出勤してきた昔の同僚たちには悟られないように、普通に取引先の会社に出かける風にして出かけた。

 外では、私を待っている人がいた。

 こっちこっちと手招きされて、その人に従った。

 トラックに乗せてあげると言われた。

 そうして乗せてもらったトラックは、畳を2x2枚縦長になるように置いたもので、入り口だけ、ちょっと切り込んである、一見どこかのアパートの部屋みたいだった。そこで靴を脱いで、上に上がった。すでに満席だったが、運転席の左隣を特別に空けておいたと言われた。運転席の前にだけ窓があり、ほかには窓がなかった。

 こんなトラックで、窓も無く長距離に耐えられるだろうか、正直不安だった。


 一夜明けて。トラックがたどり着いた街は、本当に異様だった。

 通りを歩いている人の姿が異様なのだった。

 必ず大きな縦長の亀の甲羅のようなものを背負っていて、俯き加減で、みな一様に白い大きな袋を引きずりながら歩いているんだ。

 なぜその甲羅が必要で、白い袋の中が何なのかは、わからなかった。

 そして、私はある建物の中に潜入した。

 甲羅を付けた人の一人の家に潜り込んだのだ。

 家の中はなんとも言えない臭いで満たされていた。

 凄い悪臭。

 家の中に入った人は、さらに家の奥に入って行き、甲羅を外したところで、白い布の袋から何かを引っ張りだして、かがみ込むようにして何かをやっていた。

 私は、その何かをどうしても確認したいと思って、さらに中に入ってしまったが、そこで気がつかれてしまった。

 でも、やつは、すでに私が家の中に入ってきていた事自体を知っていた。

 私の顔を見て、ニヤって笑った。不気味な顔だった。

 捉えられて、暫く眠っていたようだったが、物音で気がついた。

 身体が異様に重い。身体のあちこちが痛い。しかも凄い悪臭だった。

 部屋の中には誰もいなかったので、外に出た。白い布を引きずりながら。

 私も、甲羅を背負って俯き加減で白い布の袋を引きずりながら歩いていた。

 顔が痛かった。早く、この顔の痛みを取りたかった。

 そうして通りを歩いていると、私に声をかけてくる人がいた。

  そこのお兄さん、いい顔ありますよー。

 私にはそう聞こえた。

 顔?

 そして、手で自分の顔に触って気がついた。

 どうみてもケロイド状にでこぼこしている顔の表面だったんだ。

 いい顔があるって何?

 それにしても身体が痛い。

 さっきの人がさらに声をかけてきた。

  その袋の中にある人をいつまで交換せずにいられるか。耐えられなくなるよ。と。

 何? 何を言っているのか?




 そして、それがなんとなくわかるような気がしてきた。

 身体が異様に痛い、もちろん顔も酷く痛い。甲羅の接合部分が半端なく痛い。


 そして、私も白い布の袋を開けた。

 そこには多数の人が詰まっていた。

 骨と皮だけになった多くの人が。

 こんな人でもいい、この身体と一刻も早く交換して、ちょっとだけ、ちょっとだけ楽になりたい。

 そう思って、どの身体にするか、悪臭の中、袋の中の人を物色し始めていた。


そんな夢を見た。

身体、特に上半身が異様に痛い。
今朝の身体の状態は、今までで一番酷い。
痛みで目が覚めたんだった。

現実として、ちょっと進行が早いんでない?


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by WofNaka | 2015-06-21 09:10 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)  

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