箱詰めされて送られたらしいが

 私が初めてプロジェクトを任された時、社会人2年め。最大で社員15名を従えたプロジェクトリーダーの役。
あるメーカーのパッケージソフトの作成だった。
始まった当初は、中里くんには昼もいて欲しいんだけど、実は夜もいて欲しいんだよね、と。昼夜2交代制で始まったプロジェクトマネージャーに言われた。

つまり、帰れないってことでしょうか? そうだね。

じゃぁ、2泊はしますが、3日めには帰らせて下さい、との条件が飲まれて、会社に泊まる生活が始まった。

 当然仮眠室なんてないので、日中はみなが仕事をする机の上のものをどかして、そこに布団を敷いて、周囲では夜番の人達が仕事をしている中で仮眠する、という今考えれば異常な状況だったなぁ。

そして工場テストが終わる頃。メーカー担当に私は拉致された。
担当者の自宅に明け方寄って、ちょっとお茶したと思ったら、そこから新幹線で大阪の堺にある、超大きな工場に連れて行かされた。入り口の守衛室から仕事場まで車で10分。建物の中では、大型のダンプカーが何台も走っていた。
その隅っこに、畳1畳ほどのロッカーがあって、そこの中が私の仕事場だった。
お昼は、外で食べたけど、車で守衛室まで10分なので一人で脱走できる状況にはなかった。
防塵マスク、防塵めがね、軍手、長靴を履いてパソコンと向き合わされた。そこに至るまでは、すでに2泊以上完徹していたので、ワイシャツやズボンなどはもうヨレヨレだったが、そんなことはどうでも良かった。早く帰りたかった。
 
 滞在中に、どこに泊まったのかは憶えていないけど、たぶんホテル。その工場は17時になると出されたから。久しぶりの仕事から解放される夜だったが、泥のように眠った。
 
そうしてそこで一週間を過ごした。何日めかで、やっとワイシャツと下着を購入できた。もう路上生活者状態だった。
 
 さて、会社では騒ぎになっていた。
中里が帰って来ない。送られる前日に一緒に徹夜した同僚からは情報が入っていたみたいだったけど、出荷と同時に送られたらしいことしかわからなかったみたい。

 そうして、お役目が終わって東京に戻った私に聞こえてきたのは、「中里はどうやら箱詰めで出荷されたらしい」ということ。
 
おれもパッケージかよ!!


そんな青春時代でした。


今は、こんなに仕事もできず、すぐ疲れてボロボロになってしまうけど、KSがわかるまでは、こんなに元気だった私。信じられる?




「にほんブログ村」に参加しています。下の絵、またはボタンを押していただけませんか。
ブログランキング・にほんブログ村へ

[PR]

by WofNaka | 2015-09-22 16:14 | 日記 | Trackback | Comments(0)  

トラックバックURL : http://wofnaka.exblog.jp/tb/21668628
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]

<< 時にはそっとしておく チリ地震津浪2015年9月18日 >>