時にはそっとしておく

住んでいるマンションの管理人の仕事をするようになって、かれこれ8ヶ月。小さいマンションだけど、そこに住んでいる人のほとんどを知っている、尋ねてくる人の顔も、宅配便の人を含めてわかるようになった。逆に不審者の見分けもつくようになったし、近所の方とおしゃべりもできる。
 
いろんなことを知ることになって、時には健康状態さえもわかることがある。そしてそれを気遣って声をかける事もあるんだけれど、後で、声をかけなければ良かったって思う事もある。
わかっているから心配になるのは、こちらの気持。私自身も、辛いときは話をするのを避けたい時もある。だから、直感で、話しかけない、会わないようにする、気づかなかったふりをする。
そういうことも必要だな、と思うようになった。
見守ることしかできないこともあるってことよ。
 
時に窓が少し開いているときがある、時に喧嘩の声が聞こえるときがある、時に家族の笑い声が聞こえることがある、時に生活の音がすることがある。
窓が開いていても家の中には興味がない。全くない。ただ、不在とわかっているときに窓が開いている時は別。後で、その家の方にさりげなく注意することもある。
喧嘩の声が聞こえても聞かないことにする。ただし、暴力はダメよ。それは通報対象なので、そこの見極めのために耳をすますことはある。
 
苦しんでいるような声も。もしかしたら、一人で苦しんでいるのかもしれないと思い、耳をすます。それも通報対象だから。
 
世の中で掃除をしている人への見方が変わった。
自分がこんなに色々とやっているから、みんなもそうなんだろうなと思う。以前は、会社で掃除の人に対しては、無視したり、邪魔だと思ったり、蔑んだり(ま、それはないか)したこともあったけど、今はないね。自分たちは、そういう人達の目で守られていることを知らないといけないと思った。そういう人達がきれいにしてくれているから気持よく仕事ができていることに気がつかないといけないとも思った。
 
そしてもう一つ。
私は長年IT業界にいた。決して最初から管理人だったわけではない。とすると、世の中の掃除の方々の中にも、現役を引退してその職についている可能性は大きい。もしかしたら重役クラスの人が今掃除をしているのかもしれないんだよね。
しかも掃除をしながら情報はたくさん持っているということ。
会社の業績とかなんて、実は一番肌で感じているかもしれないってこと。ますます邪見にできない人達のような気がしてくるよね。
 
ある時、そう、IT業界にいた時に、「いつもありがとうございます」って声をかけたことがありました。初めて行った客先のトイレでだったけど。そこで掃除していたおばさんの表情が一変した。急に生き生きとした表情になって仕事をし始めた。
それからいろんなところで声をかけるようにした。
やはり認められて仕事ができるって幸せなことだよね。
 
私も実は最近、お世話様とか声をかけられることが出てきた。
手抜きはできないな、って思いますわ。時給は最低ラインだけど、今までの数分の1くらいだけど、でも手抜きはできませんよね。
 
あー、そっとしておく、タイトルだったね。



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by WofNaka | 2015-09-27 10:08 | 日記 | Trackback | Comments(0)  

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