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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @WofNaka

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儀式

 我が家には、道に面した畳一畳もない小さい部屋が2つ突き出るようにある。

 そこに入るには一旦、屋根に出て、そこから入るような、言わば鳥小屋みたいな部屋なんだけど。

 そんな状態がからだれも使う人はいなかった。

 もちろん私も。

 でも、家の中で、一番外に近い部屋、高い部屋となれば、私はどの部屋をどう使うかは時間の問題になってくる。

 どんなアンテナを上げようか。

 その一点に関心が高まるのは仕方がない事。


 でも、あまり賑やかにアンテナを林立させたら、せっかくの景観をそこなってしまうので、細い枝の木でカモフラージュすることにした。でもそうなると上げるアンテナは限られるんだけどね。

 一度、玄関に戻って、傘立てを使いながら枝と同じような細いアンテナを選んで、枝と一緒にまとめ始めた。

 でも、まぁ、材質が違うからなかなかまとめられない、どうしてもアンテナの方が目立ってしまって収拾がつかなくなってきていた。

 と、そこへ、家の奥の方から、寝るよーって声がかかった。

 え、もう寝るの?

 アンテナと枝の束を抱えながら、寝床に移動して驚いた。

 そこには寝床どころか、ものすごい大広間で桟敷席まであって、ひとまずそこに通された。

 そしてもっと驚いたのは、その桟敷席が人で溢れかえらんばかりだったこと。

 そうなんだった。

 今日からここで一緒に生活をすることになっていたんだった。

 とりあえず、わけもわからず桟敷席に座らされた。

 そうそう、アンテナらは、自分に与えられた小さい部屋においてきたのは言うまでもない。そして、ちょっとお腹が空いたので、まんじゅうを一個右手に持った。

 桟敷席で、まずは腹ごしらえと思って、一口まんじゅうに齧りついたら、周囲から一斉にまなざしが向けられた。

 そう、その桟敷席では、誰一人、食べ物を口にしている人はいなかった。それどころか神妙に座っている人ばかりだった。

 そうしているうちに儀式が始まった。

 大陸系の感じがしたのだが、まずは一列に並んで、ふかふかの座布団の上に鎮座した仏像や書物の上を通過していく。

 皆はいつもやっているらしく、器用にそれらを踏まないように、っていうか時々、ちょっとだけ触るようにとか、さまざまに感じでひょいひょいと進んで行く。

 私はわからないし、それぞれに儀式がありそうだったから、私の番になっても、横にずれて、他の人を先に進ませて、どうやるのかを良く観察してから自分もやる、という方法で、まず大広間の長い一列をクリアした。

 その後、みなはテレビの画面に流れている、誰かの話をじっと見て、見終わった人から別室に移動していった。

 別室は、六畳間ぐらいの畳部屋でそこにも人がひしめいていた。

 今度は何が始まるのか。

 皆の目線の先には長老と思われる人がこちらを向いて座っていた。

 そして部屋がいっぱいになると、おもむろに儀式が開始された。

 もう私の知識や経験の中にはない儀式だった。

 もう寝るどころの話ではなかった。

 なんかの法要が始まるらしかった。

 始まりの儀式。。。うーーん、わからない、っていうかやりたくない。宗派が違う。やだー。

 そんな気持だったけど、今は耐える時。

 でも、最初の儀式の後で、長老がお話しを始めた。

 そしてその内容は。。。

  その昔、ある偉い坊さんがここにきて、私(長老)に教えて行った作法があるので、今後はそれを始めの儀式として取り入れたい

 そして長老がやったのは、完璧な三帰礼拝だった。

 あー、これなら私も知っているし、いつもやっているから。

 そして皆が練習するなか、私は(たぶん)完璧にそれをやってのけた。


 でも、いるんだよなー、一言言いたいおばちゃん。

 自分ができもしないのに、講釈たれながら文句言うんだよね。

 もっとも、私はそんなのは無視したけどね。


 で、そんなことをしていたら、耳元でピピピという音がした。

 あー、やっと寝る時間になったんだなぁ、と顔を振り向けたら、それは目覚ましの音だった。


練る前に、もう起きる時刻になっていた。

そんな夢を見た。

あー、眠い。





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by WofNaka | 2015-12-21 08:37 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)

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