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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @WofNaka

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蜘蛛の糸

晃の家は平屋で、昔の家だったので部屋数が多かった。

当然、普段入らない部屋もあった。

今日はそんな家の中の掃除をしようと思った。

奥の方にある本棚の右脇に扉があってさらに奥にも部屋があるけれど、本棚の前にはなぜか襖が横に置いてあった。

まるで奥の部屋には来るな、と言っているようだった。

そう聞こえると、わくわくして、さらに入ってみたくなる晃だった。

今日は時間もあるしね。探検するつもりで、その中に入って行った。


襖を跨いで奥の部屋に行こうとしたところで何か違和感を覚えた。

本棚の手前の視界の中を、斜めによぎる光の線があることに気がついた。

線は3本。

幅が5mmほどの平べったい線だった。

それが透けて見えるために、そこだけ光の屈折が違って違和感を覚えたらしかった。

なんだろう、その線は。

晃は慎重に襖を跨いでその線の側に近づいた時だった。

今度は、天井の方からの沢山の視線を感じた。

不気味だった。

身の危険を感じて、恐る恐る上を見上げて、さらに驚いた。

丸い蛍光灯を覆うように綿がぎっしりと付いていて、何かが蠢いているようだった。


綿の中から覗かれているような気がした。


暗闇の中で晃の目が慣れてきて、そこに現れたのは、大きさが2、3cmの黒い蜘蛛の群れだった。




次の瞬間だった。

思い思いの速度で、糸を引いた蜘蛛たちが、一斉に晃めがけて落ちてきたのだった。

晃は気がつかなかったが、斜めに張られていた線は、太くて頑丈な蜘蛛の糸だった。

足に糸が絡み付いて、動けなくなっていることにも気がつかず、落ちてくる蜘蛛の群れを眺めているしかできない晃だった。




どこかで、ジリジリと音がする。

晃はとっさに音の方に手を伸ばした。





そんな夢を見た。






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by WofNaka | 2016-09-29 00:09 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)

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