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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @ja1toe


by WofNaka

グライダー

今日は長年あたためてきた、コツコツと作り上げてきた、ひとり用グライダーの試験ができる日。

トラックに機体を乗っけてもらって、飛行場まで来た。

今日は、私と、もうひとりがここで飛ばすと聞いていた。

私の飛行機はデルタ翼で安定性があるものにした。
空港についたら、もうひとりの人の飛行機は真四角が合体されたような形をしていて、空気抵抗がありすぎじゃないかと思えるようなんだけどね。

飛行機を飛ばす前に、飛行場での点検が始まった。
係員に飛行機をチェックしてもらって、必要なものはここで取り付けることになっていた。

あの四角四面のもうひとりの飛行機は大丈夫だったけれど、私の飛行機には、さらに四角いもの、つまりは、もうひとりの飛行機についている部品を付けないとダメ、と言われて、泣く泣く付けることになった。

超悲しいんだけど。


やっと飛行許可がおりて、飛ばせることとなった。

さきに四角い飛行機が牽引されて飛んでいった。
なかなかどうしてちゃんと飛んでいる。

次は私の。
ぐんぐん牽引されて滑走していくものの、なかなか空に上がらない。
機体がぶるぶる震えていく。あの四角いものの性なんだけどね。

なんとか空に飛び出した、その時に、バキって大きな音がしてあの四角いものが落ちていった。
そしてやっと振動がない静かななかにそらを滑空し出した私の飛行機だった。
そう、あれは余計なものだったよね。


動力がないから、まったくの静音で空に漂っているって、すごく気持ちがいいもの。
失速さえ注意すればいいから。
鳥の様子を見ながら、上昇気流のありかを探して飛んでいく。

上を見上げると、なんと他にも飛行機が舞っていた。

今日は、私らだけではないんだな。



しばらく飛んでいると、2機がもつれながら落下していくのが見えた。
あー、落ちていった。
下は海だったけど、落ちたら鉄板に落ちるような状態でとても生きてはおれまいに。。。

海面に落ちる寸前に体制を立て直したかにみえたけれど、やはり海面に不時着してしまった。
乗員は大丈夫みたい。

でも、そのうちの一機、あれ、私と一緒にここに来た、あの四角い飛行機だ。
その四角い飛行機だけが、また上昇していく。しかもダメージはうけていない。

あ、あの飛行機は大丈夫で、また飛べるなにかしらの動力があるんだと思った。
またしばらくすると、同じような光景が見えて、またその四角い飛行機が他の飛行機を巻き込んで海面に不時着していった。

無線で、海面に不時着した飛行機の操縦士は、残念ながら亡くなった、と言っているのが聞こえた。
なんということか。

そしてその無線の声の中に、あの四角い飛行機には近づかないように、という注意喚起のメッセージも流れた。
そして、動力が付いた飛行機や船が、不時着させられた飛行機の側に寄っていく。

あー、また錐揉みで落下していく。
海面に到着した四角い飛行機のパイロットを捕まえることができた船の乗員がパイロットの顔をあげると、そこには酸素マスクをつけた姿が見えた。
他の操縦士らは、不時着と同時に海面下におりていくのに、このパイロットだけが生還できるのはこの酸素マスクのおかげなのだ。
そして、このパイロットが故意に飛行機を落としていることがわかり、その場で逮捕された。

やっと平和な空に戻ったんだけれど、そろそろおりる時間なので、空港を目指して滑空していった。



空港に戻るとたくさんの見物客がいて、その中のひとりの青年が、私もやりたい、と言って、私の飛行機を勝手にじろじろ見だして、似たような飛行機を作ってしまった。
長年研究に研究を重ねた私の飛行機の技術が盗み取られたような嫌な気がした。

そして係員の検査に合格して、簡単に飛んで行ってしまった。



夕方になって、やっとその日のフライトが終了になった。
最後に、今日の成果と、残念ながら故意に起こされた事件や事故の報告があった。
事件に巻き込まれた飛行機は3機。いずれも操縦士は帰らぬ人になった。
そして事故が1件あった。その操縦士も帰らぬ人となった。そしてその飛行機は、私の飛行機を真似て作ったもので、あの青年だということがわかった。
なんでも、上空に牽引された後、そのまま海面に向かって墜落していったとのことだった。なんの技術もない青年だった。









そんな夢を見た。








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by WofNaka | 2018-03-14 10:00 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)