ラマスケシ
2015年 07月 07日
そこはどこかの港町。見知らぬ街でした。
大きな漁港があって、町中が魚の臭いであふれているようなそんな街を、私は軽い気持であてもなく職を求めて歩いていました。
路地の奥の昼でも暗い場所に古びた喫茶店がありました。
外観は喫茶店でしたが、中は意外に広くて、ちょっとした飲み屋さんのようなお店でした。
私は、父親の話をしていました。
漁業関係者でしたから。
すると、話相手のその年老いた男性が、
これを見せると、あなたのお父さんに叱られるかもしれない
と言って、一冊の薄い雑誌を見せてくれた。
それは、何かの会報のようなもので、今までの功績が少しずつ紹介されている本だった。
その至るところに、父の懐かしい顔が載っていた。
その男性が言った、叱られるという内容の部分にはカタカナ5文字だったけれど、私には今までお目にかかった事がない言葉だったから、どうしても憶えられないものだった。
きっと、父が考案した特別な何かなんだろうけれど、私にはもう全然わからなかった。
父は亡くなってから20年以上経つけれど、夢に出てくれたのは1度きり。今回は父自体は出ていないけれど、懐かしい。
考えたら、私は父親の事を何一つ知らないのではないか。
母親の事は、どういう経緯で下町から田舎街に移り住んだのか、とかはわかっているけど、父親については、青年期のちょっとしたことしかわかっていない。
そんな夢を見た。
by WofNaka
| 2015-07-07 08:00
| 夢の話
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