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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @ja1toe


by WofNaka

目が合っただけなのに

 今まで長い間住んでいた狭く防音設備が全くないアパートから引っ越して、狭いけれど防音が完璧なマンションに移った。

 引っ越したマンションの隣のビルは、どうやら八がつくことを業(なりわい)にしている方々の集会場があるようだ。

 連日、人の出入りが激しく、今日も年配の白髪の坊主頭の人と、若い衆が1人ついて、その部屋に入っていった。

 その時、ほんのちょっとだけだったんだけど、目が合ってしまった。

 同じ階だったから。

 そしてその集会場は防音が酷い。

 話の内容は外まで筒抜けだった。

 いろんなことが話し合われているけど、全部外にもれているから、聞きたくないのに、聞こえてしまう。困ったものだ。


 暫くしたある日、ふと、ベランダから下の道路を見ると、集会所のビルではなく、うちのマンションのビルの下に一台のベンツが止まっていた。実は、そこには、ここ2、3日止まっているような気もした。

 天窓から、見上げているのは例の若い衆で、そいつともつい目が合ってしまった。

 もしかして監視されているのか。

 その後、私の部屋のベルを鳴らす回数が多くなってきた。

 出てみると、ハンチング帽を被ったチンピラ風の人で、黙ってメモを私に渡して、すぐに帰っていった。

 そのメモには、あなたは追いかけられているようなので注意しな、旨書かれていた。

 んーん、困った事になった。

 なにをしたわけでもないのになー。

 目が合っただけなのに。

 ある日、マンションの裏から裏通りに出た時のこと。

 隣の集会場があるビルからゾロゾロと、その手の人達が出てきたのに、出くわしてしまった。

 あ、ヤバい。つい、物陰に隠れてしまったんだけど、余計な行動だった。

 なにをしたわけではないのに、周囲の言動で、自分が厄介なことに巻き込まれていくような、そんな嫌な状況に入っていく感じがした。



そんな夢を見た。




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by WofNaka | 2015-08-30 14:20 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)