目が合っただけなのに
2015年 08月 30日
今まで長い間住んでいた狭く防音設備が全くないアパートから引っ越して、狭いけれど防音が完璧なマンションに移った。
引っ越したマンションの隣のビルは、どうやら八がつくことを業(なりわい)にしている方々の集会場があるようだ。
連日、人の出入りが激しく、今日も年配の白髪の坊主頭の人と、若い衆が1人ついて、その部屋に入っていった。
その時、ほんのちょっとだけだったんだけど、目が合ってしまった。
同じ階だったから。
そしてその集会場は防音が酷い。
話の内容は外まで筒抜けだった。
いろんなことが話し合われているけど、全部外にもれているから、聞きたくないのに、聞こえてしまう。困ったものだ。
暫くしたある日、ふと、ベランダから下の道路を見ると、集会所のビルではなく、うちのマンションのビルの下に一台のベンツが止まっていた。実は、そこには、ここ2、3日止まっているような気もした。
天窓から、見上げているのは例の若い衆で、そいつともつい目が合ってしまった。
もしかして監視されているのか。
その後、私の部屋のベルを鳴らす回数が多くなってきた。
出てみると、ハンチング帽を被ったチンピラ風の人で、黙ってメモを私に渡して、すぐに帰っていった。
そのメモには、あなたは追いかけられているようなので注意しな、旨書かれていた。
んーん、困った事になった。
なにをしたわけでもないのになー。
目が合っただけなのに。
ある日、マンションの裏から裏通りに出た時のこと。
隣の集会場があるビルからゾロゾロと、その手の人達が出てきたのに、出くわしてしまった。
あ、ヤバい。つい、物陰に隠れてしまったんだけど、余計な行動だった。
なにをしたわけではないのに、周囲の言動で、自分が厄介なことに巻き込まれていくような、そんな嫌な状況に入っていく感じがした。
そんな夢を見た。
by WofNaka
| 2015-08-30 14:20
| 夢の話
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