息が出来ない
2015年 12月 30日
私のマンションの上の階に住むSさんちに出かけた。
ご主人に用事があったんだけど。
ちょっと今仕事しているから終わるまで待ってと言われて、その家の中に通された。
そこは私の部屋と同じ作りのはずなんだけど、改造してあって、1フロアーの中が3層構造になっている。
一番上は玄関から通じている普通の居住空間で、その下が準備室になっていて、なぜか酸素ボンベが置いてある。
そして一番下の部屋には水が満々と湛えられている。
どうやらご主人はその水の中で仕事をしているらしかった。
奥さんが、ご主人の仕事を見に行くか、と聞くので興味があったので一緒に水の中に入って行った。
水の中に入っても全然息苦しさを感じないのが不思議だった。
奥さんもご主人も全く呼吸することを意識していなかった。
ちょっとだけこちらを見て、不思議でしょう、みたいな目で言った。
しばらくして、そう5分ぐらい経った時だろうか、急に呼吸が苦しくなった。
もう苦しくて苦しくて。。。
それを奥さんに目で訴えかけたら、そうなのよ。もう上に上がるしかないのよね、と誰ともなしに言った。
上、ってあの上?
そう、上に行くしかないのよね、と。
なんとか中階に上がったものの、息苦しさはピークでもう死にそうだった。
そこに酸素ボンベがあるけれど、奥さんはそれには目もくれず、ひたすら上の部屋を目指した。
中階は空気層の部屋なのに、そこでも呼吸が改善されなかったのは不思議だった。
なんとか、上の階まで上がって、呼吸をすることができてホッとした。
そうして暫く休んだ後で、もう一度水の中に入った。
相変わらず、ご主人ななんの苦痛もなく仕事に没頭していた。
今度は3分足らずで苦しくなった。
さっきよりも早かったから油断していた。
奥さんらはまだ大丈夫みたいな余裕だったけど、私は一人で上の階まで上がらなければならなかった。
あー、無理だ。
もう死んじゃう。
息が、できない。
上の階まで、まだ道のりが長いのに、息が、身体が、あーーーーー。
その時だった。
すぐ横で、ビービービーって鳴る音がした。
家内の携帯電話の音だった。
そこで目が覚めた。
夢だった。
でも、二度の呼吸困難は現実みたいだった。
今でも呼吸が苦しい。
そんな夢を見た。
by WofNaka
| 2015-12-30 12:57
| 夢の話
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