実家
2016年 09月 22日
秋の長雨の一日を故郷で過ごした。
あらためて思うのは実家の広いこと。
ほんと、ゆったりできるわー。
でも、外はずっと雨が降り続いている。
雨だから家の中で寝ていたんだけど、目が覚めて床を見てビックリした。
廊下との襖の床が水で浸っている。
こんなところまで雨が吹き込んでいるのかと廊下に出てびっくり。
吹き込むどころか、庭が池になっていて、水が溢れて床上浸水している。
これはやばいと思って、タオル地のものを押し入れから引っ張り出してきて、柵を作った。
少しは進行が遅れるだろうかと思ってだが。
庭の中の池を覗くと、中に墓石が水没していた。
庭の景色が今や湖底の景色になってしまっている。
そんな状況を見ながら、廊下を辿って行くと、普段使わない滅多にいかない家の端っこに着いた。
同じように床上浸水している上に、ゴミがそのままになっていて、どうにもいけない。
こういう時にこそ整理できるとかを思ったわけではないけれども、なんとはなしに、片付け始めた。
ビニール袋があっちこっちにあって、その中では、大きい虫が蠢いている。
そこにやっとこさたどり着いた小さい虫が、あっという間に餌食になってたり。
上を見上げれば、今私の顔をかすめて飛んでいた蜂が蜘蛛の巣に引っ掛かってしまった。
もがいているところに、ちょっとだけ大きな蜘蛛が現れて、さっさと処理して行く。
手慣れたものだ。
そんなのを、排除したいと辺りを物色していたら、長い柄の靴べらを見つけたので、それで、蜘蛛の巣も払ってしまった。さっきの蜂がどうなったかなんてことは知らない。
汚いビニール袋は、中に入っているペットボトルなんかもひっくるめて大きなゴミ袋に放り込んでしまう。
ふと、塀の向こうから人の声がするので、振り向くと、庭の水はもうなくなっていた。
人声は大きく、何を言っているのかわからない。
どちらかというと、関わりたくない人だったから、表に行くのをためらった。
果たして。。。やはり、玄関の前に立っていたその人。
どうみても関わりたくない人なので放置して居留守を構えることとした。
そして、また庭を見ていると、なにか奇怪なものが横切って行くのが見えた。
まるでそれは、ナナフシのおばけ。全長が1mほどのナナフシだった。
なんか、この家はもう自然の宝庫だな。
このまま自然の中に朽ち果てさせてもいいのかもしれない。
何もせず、ここを跡にしてもいいのかも。
ゴミも、虫も、人も、そのままに。
そんな夢を見た。
とても身体が痛い。
とてつもなくダルく疲れていた。
by WofNaka
| 2016-09-22 15:30
| 夢の話
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