すーぱー、まーーーーーん
2016年 09月 28日
今日は、用事があって電車で都心に来ているんです。
珍しく、高いビルの最上階にまで登って。
ここは屋上まで出られるっていうんで、用事とは関係なかったんだけどね、興味本位でつい来てしまった。
確かに、ここは外だ。
あの、東京タワーでも、高い展望台までは来る事ができても、所詮、建物の中よ。
でも、ここは完全に外だ。
さらに高いところにヘリポートがあるけどね。
強い風が吹いているのがわかるよ。
今日はもうここから自宅まで帰るだけなんだけどね、遥か遠くに自宅の最寄りにあるビル群が見えるわけで、あー空でも飛べたらね、渋滞も通勤電車の混雑もなく帰れるなー、とか思っているんですよ。
今回、この屋上まで上がってきた人は少なくって、ま、さすがにウイークデイだしね、こんな暇な人いないよね、ってことで人は少ないです。
ちょっと物陰に入って、誰も見ていないところで、背伸びをする。
両腕を伸ばして、「すーぱー」って言った後で、さらに両腕を突き出すようにして「まーーーーーん」って言っても、飛ぶ訳がない。
でもなぁ、恥ずかしいけどやってみるか。
「すーぱー」「まーーーーーーん」。
あれれ、飛んじゃったよこれ。
少なくともビルの屋上にはいない。
もうビルと他のビルとの間の空間に出てしまっている。
下からの風に煽られて飛んでいるわけではなく、明らかに自分の身体から推進力があって空に飛び出したみたいだった。
眼下に車や人の流れが見えるけど、ちょっとずつだけど、それが大きくなってきたように思える。
ビルから落下しているわけではないけれど、明らかに高度が落ちているのがわかる。
どうやら、姿勢が悪いから落ちてきているみたい。
あわてて、身体をまっすぐにして、腕を前に突き出した。
徐々に速度が上がってきて、まっすぐに飛べるようになった。
操縦はどうするか。
身体全体を捻れば、捻った方向に曲がる。
戦闘機が方向を変えるのと同じ。
前進するにはひたすら腕を伸ばすんだけど、ちょっとだけ右腕の方を前に出すとよいみたい。
止まる時には身体を起こす。
さてさて、さっきから右腕を一生懸命に前に突き出しているんだけど、なんか速度が出ないような気がしてきた。
横風にも流されてきていて、どうも海の方に流されているみたいだ。
海に落ちたら、さすがに大変なので、少なくとも海岸線ぐらいの上空はキープしておきたいところだ。
もう速度と高度がどんどん落ち始めた。ヤバい。
なんとかかろうじて、船着場のあたりに着地できた。
ここから自分のアジトまでは、もうちょっとなんだけど。
少し休憩をして、もう一度やってみる。
周囲は薄暗いから、目立たないよな、とか思いながら、「すーぱー」「まーーーーーん」って腕を伸ばした。
さっきよりは、速度も出て、また上空に登ることができたけど。
すぐにまた落ち始めた。
あー、もう少しなんだけどなぁ。
なんとか騙し騙ししながら、やっとアジトのビルの真上まで来る事ができた。
っと、そこで安心してしまったためか、いきなり真っ逆さまに落下してしまった。
腕を伸ばしに伸ばして、やっとこさビルの端っこにすがりつく事ができた。
なんとか力を振り絞って、屋上に這い上がったんだけど、こんなに力を使うんだったら、電車で揉まれた方がまだ楽なんじゃないのかな、とか思っているうちに、目が覚めた。
当然のこと、寝て体力を回復できない私です。
あー寝た、ってならない。あー疲れた、と言って起きたのは言うまでもありません。
そんな夢を見た。
2009/4/17 の夢の記事から。
by WofNaka
| 2016-09-28 23:52
| 夢の話
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