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1961年生れ/東ニ病気ノコドモアレバ…西ニツカレタ母アレバ…南ニ死ニサウナ人アレバ…北ニケンクヮヤソショウガアレバ…/弱い立場中心の世の中に/陸前高田市が故郷 @WofNaka

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ヘリが墜落した

 故郷の空は夏でも濃い青さではなく、どこか秋めいた空だった。

 パタパタという音とともに聞こえる爆音で、それがヘリコプターだということはわかっていた。

 田舎でこんな高い高度をヘリコプターが飛ぶこと自体、珍しかった。

 私はいつものように空を見上げた。

 それがジェット機であろうが、プロペラ機であろうが、ロケットであろうが、わずかでも爆音が聞こえれば必ずその機種を確認する癖がついてしまっている。

 爆音からエンジンが何個ついているのかで、だいたいの機種を予想して空を見上げて、あー当たったとか、鋭い爆音の時は、その少し先を見てどんな戦闘機かを確認するのだ。

 それが遙か高層を飛ぶ大型機であっても、そこから吐き出される白い航跡で、何発のエンジンかはわかるから、ある程度の機種特定はできるってもんだ。

 今日の爆音は、軽いし、最初からパタパタ言っているのでヘリだということはわかっていたが、ちょっと普段より軽めな爆音だったから、もしかしたら新型かもしれないと、さらに目をこらして見た。

 何かおかしかった。

 何がおかしいのか。もちろんその形状なんだけれど、ヘリはへりだったけれど、なんか違和感があった。

 そのヘリが遙か彼方の山の向こうに飛んで行ったので、細かく確認することはかなわなかった。

 と思ったんだが、峠を越えそうな時に反転して、こちらに戻ってくるのが見えた。

 あー、操縦席付近の形がおかしい。

 っていうか、操縦席がないんじゃない?

 もしかして無人機か?

 ヘリは私がいる方向に向かって、少しヨタヨタしながら飛んできていた。

 そして、いきなり高度を下げたかと思うと、あきらかに着陸する場所を探している風な飛び方に変わった。

 あ、落ちる、このヘリ。

 エンジン音が変わったからだった。

 ヘリは、どちらかとういうと錐揉み状態になって落下していった。

 落下地点は、私が今立っている実家からすぐ先の、私の母校だった中学校のグラウンドだった。

 そこは、今は野球場になっていて、多くの子供達が野球をやっていた。

 子供達にも見えているだろうなあのヘリ、と思いながらも心配だったので野球場に向かって坂を駆け下った。

 私が、野球場のグラウンドが見えるところまで来たときが、ちょうどヘリが横倒しになってグラウンドに叩きつけられた時だった。

 幸いなことに周囲には子供達の姿はなかった。

 ヘリはその大きなプロペラが地面を叩く際に、予想しない方向に飛び散って、それの直撃を受けたら、首が飛んだり、身体が切断される危険があるから注意が必要な代物だった。

 さらに幸いなことに、墜落したヘリからは火が出なかった。


 私は、墜落が収まるのを待って、携帯電話に手を伸ばして、片手で110番を押した。

 事故か事件かを聞かれるのを予想して。


 すぐに相手が出た。

 周囲の騒音で、相手が何を言っているのかはわからなかったけれど、手短に、ヘリが墜落したこと、自分の名前、ここの住所を言って、電話を切った。

 あとは、相手が電話番号を記憶していることだろうから、何かあれば、電話が掛かってくるだろうと思ったからだ。

 ヘリを間近に見たが、やはり人が乗っていない無人機で、遠隔操作による飛行であることがわかった。

 そうすると近くに、操縦者がいるはず。

 周囲を見渡すと、グラウンドの端に車が一台止まっていて、そこに3人の人影を見つけたので、そこに向かった。

 私と同じ年代の男性が2人と女性がいた。

 私はさりげなく、男性の側に行って、声をかけた。


 これはリモコン機だよね。いちおう、警察には電話しておいたから、と。

 男性らは、私が落ち着いて対応しているところから、それなりに知っているらしいことに気がついたようだった。

 なにやら、操縦装置らしいノートパソコンを開いて、興味があるなら詳しく説明するけどと言ってきた。


 私が、そのパソコンに近づいた時だった。

 私は目の前が真っ暗になって、首に何かが巻き付くのがわかった。

 最初は蛇だと思った。

 蛇だとすればかなり長い。だって、首に2回ぐらい巻き付いている感じだったから。

 私は、なんとか首に巻き付いているものを取り外そうともがいた。

 少なくとも周囲には大人が3人いるはずで、私の首に何かが巻き付いているのは知っているはずだったから、そのうち助けてくれるものと思っていたけれど、そんな気配はまったくなかった。

 私は、ともかくもがいていた。

 もし、蛇なら、かみつかれることも予想していたけれど、少し経って、ぬるぬるしていないことに気がついた。どちらかというとがさがさしたものだった。

 しばらくもがいていた私だったが、やっとのことで、首に巻かれたものをつかむことができた。

 そして、大きな叫びとともにそれをはぎ取ることに成功したのだった。















 はぎ取った瞬間だった。

 私はまばゆいばかりの光の中にいた。

 私がはぎとったものは、なんと。。。



























 なんと、布団だった。

 私は、午後の少し遅めのお昼を摂ったあとで、急に睡魔に襲われて、布団を掛けて眠ったのだった。

 でも、そばには、紐もロープも電源ケーブルも何もなかった。

 もちろん、首にもなんの跡も残っていなかった。


 はぎ取った瞬間に目が覚めたわけだけど、とても疲れていた。

 また何時間でも寝ることができるくらいの疲れを感じて、すぐに起き上がることができなかった。

 30分以上経って、ようやく起き上がることができて、いまこうして、今見た不可解な夢を投稿しているわけだよ。





そんな夢を見た。


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by WofNaka | 2017-11-02 17:36 | 夢の話 | Trackback | Comments(0)

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